ちょっと税金の話
税金は 納める? 取られる?

サラリーマン川柳は、お馴染みかと思いますが、実は、会計川柳というものがあることをご存知でしょうか。

今年の最優秀作品はまだ未確定のようですが、すでに決まっている優秀作品を見てみると、『 五から十  倍増隠す  八の罠 』    『 GPS  つけておきたい  税金に 』

『 空き家には  思い出よりも  重い税 』   といった税金に対する皮肉ものが並んでおります。
皆さまは、税金について「納める」ではなく「取られる」と表現することはございませんか?現在の税制の根幹は、自分で集計し、自分で計算し、自分で報告し、自分で報告した税額を納める自主申告制度です。

しかしながら、日本においては、租庸調時代から税金は賦課されるものであり年貢であるといった感覚が 染みついてしまっているようです。頭では、納めるものであるとわかってはいるが、体が納得しないと言った感じでしょうか。
そもそもなぜ、国民は納税をしなければならないのでしょうか?

形式的には「憲法で定められている義務であり、法律で定められているから」ですが、実質的には「国の存在が個人生活に不可欠である以上その経費を、国を構成する国民が負担することは当然の義務」であるという事になります。誰しも異論はないかと思います。

また、「この国に生まれてよかった」と感じる比率は、租税負担率の低い日本や韓国が低く、租税負担率の高いスウェーデンが最も高いという結果があります。税負担の多さが問題なのではなく、多少の負担があっても、医療・出産・育児・高齢者福祉等を通じて必ず国民に分配される制度に対する信頼感の違いであるという事が読み取れます。

日本も、社会保障を見直すことによって、国政意識の低さと根強い不信感を払拭し、高い税負担であっても、「この国に生まれてよかった!」 と感じられる国になれば良いですね

後藤 美加
文責
副代表 税理士後藤 美加
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