刑事訴追の恐れって?

 「刑事訴追の恐れがあるため、証言を控えさせていただきます。」先日、森友問題で証人喚問された元国税庁長官の佐川氏が50回ほど発言したフレーズです。
 「刑事訴追の恐れって?」と疑問に感じた方も多いことでしょう。簡単に言うと、「本当のことを言うと刑事罰の可能性があるので言えません。」ということです。証人喚問で嘘の証言をすると偽証罪(3か月以上10年以下の懲役)となるので、本当に聞きたいところが全てかわされました。法的にも「自己に不利益な供述は強要されない」と定められた権利があります。その結果、真相究明ができずに国民のモヤモヤ度は増しただけですね。
 そもそもこのような答弁が許される証人喚問に意味があるのかとも感じますが、それよりもワイドショー的な政局によって、国家の重要案件が滞ることの損失の方が遥かに大きいことに、国民もマスコミも問題視したいものです。

吉田 茂
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代表 税理士吉田 茂
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